※この記事はウォッチ買取応援団としてYoutubeにアップした動画、「希少モデル ジン ナビゲーション クロノグラフ Sinn 903.ST.GL レマニア製cal.1873搭載 実機レビュー!」の書き起こしです。
SINNナビゲーションクロノグラフ903.ST.GLの実機レビューお送りしていきます。SINNの創業は1961年のドイツ・フランクフルト。元ドイツ軍パイロットヘルムート・ジンが、パイロットウォッチ作りを始めたことをルーツに持つミリタリーウォッチブランドです。
今回ご紹介するモデルは、回転計算尺を装備したプロフェッショナルモデル。80年代の登場から、ほとんどデザインを変えることなく、現在に引き継がれている人気モデルです。
目次
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『使うためだけの時計作り』という哲学から生み出される本格的なミリタリーアイテム。文字盤内、所狭しと並ぶ目盛類、そして裏面から覗くクロノグラフムーブメントにぜひ注目してご覧ください!
Sinn 903.ST.GLの基本スペックと機能
- モデル:ナビゲーション クロノグラフ
- 型番:903.ST.GL
- 製造年:–
- ケース&ベルト素材:ステンレススチール、レザー
- ケースサイズ:40mm×13mm
- 新品時重量:–
- 風防:ミネラルガラス
- 防水性能:–
- ムーブメント:レマニア製cal.1873
- ベゼルタイプ:回転計算尺付きベゼル
- パワーリザーブ:–
- インデックス:バー、アラビア
基本機能は、センター時分針、9時位置に秒針、そして3カウンターのクロノグラフ。ベゼルには回転計算尺が刻まれ、巡航中、速度・距離・燃料消費などがひと目でわかるようになっています。
リューズでの操作は、ゼンマイの巻き上げと、長針の調整が可能です。搭載されるムーブメントは、ムーブメントメーカー・レマニア製cal.1873。後にオメガ・スピードマスターに搭載されるcal.861へと転化された、手巻きクロノグラフの名機です。
このムーブメントを搭載したモデル、今ではかなり希少な存在となっています。
Sinn 903.ST.GLの外装デザイン
ケースは、41mm径×13mm厚。現行の自動巻きモデルよりも、一回り薄い作りになっています。裏面からはムーブメントを覗き見ることが出来ます。
デザインは、どことなくスイスのブランド、ブライトリングのナビタイマーに似ているのですが、それもそのはず。70年代のクォーツショックの後、経営不振に陥ったブライトリング。その時ナビタイマーの部品と版権を売却。それを購入したのがジンだったそうです。
なので、ナビタイマーに似ているというか、ドイツで復活したナビタイマーそのものといったところでしょうか。初期はブライトリングの文字が入った部品をそのまま使用していたこともあったのだとか。
レトロなクロノグラフ。まさに男の時計といった感じです。これを着けてバイクに跨ったら、絶対にかっこいい。もちろん振動には気を付けて。
ヴィンテージウォッチながら、機械・外装ともに信頼性には定評あり。日常使い出来る丈夫さを備えている点、大きな魅力なのではないでしょうか。
ヴィンテージウォッチ、気になるけど、日頃のメンテナンスが心配という方でも、安心して使うことができます。