※この記事はウォッチ買取応援団としてYoutubeにアップした動画、「スケルトンウォッチ特集!透かして魅せる超絶技巧!おすすめモデル13選」の書き起こしです。
スケルトンウォッチのおすすめモデル、ご紹介いたします。スケルトンの醍醐味は、何と言っても中の機械が見えること。クロノグラフなど複雑機構ムーブメントが動く様を、文字盤側から見て楽しむことができます。機械好きにとって、これほど魅力的な仕様はない。笑
加えて高級モデルの場合は、単に見えるというだけでなく、『魅せるデザイン』にしているというところも見どころです。今回は、伝統的な複雑機構搭載モデルから、最新技術搭載の変わり種まで。スケルトンウォッチのおすすめモデル、13本ほど選んでみましたので、ご紹介していきます。
購入検討時の参考として、ぜひお役立ていただければ幸いです!
目次
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コンプリケーションモデル(複雑機構の時計)
ではまずは、本命の複雑機構モデルから。世界5大時計の中身が見える、こちらの3本をご紹介。
ヴァシュロン・コンスタンタン オーヴァーシーズ・エクストラフラット パーペチュアルカレンダー
定価:問合せ
ヴァシュロンのラグスポモデル・オーヴァーシーズ。厚さわずか8.1mmの薄型ピンクゴールドケースに、3大複雑機構の一つ『永久カレンダー』を搭載したコンプリケーションモデルです。半透明のムーンフェイズも素敵ですね!
ブレゲ クラシック・コンプリケーション
定価:¥28,655,000
『永久カレンダー』と『トゥールビヨン』。2つの超複雑機構を搭載したグランドコンプリケーション。月や曜日を示すインダイヤルの内側までスケルトンになっており、繊細な機械の中身を余すことなく楽しむことができます。ブレゲ針や文字盤外枠のギョーシェ彫りなど、一目でブレゲであると分かるデザインが特徴です。
オーデマ・ピゲ ロイヤルオーク パーペチュアルカレンダー オープンワーク
定価:問合せ
オーデマ・ピゲのフラッグシップモデル・ロイヤルオーク。ブラックセラミックケースに『永久カレンダー』を搭載したバリエーションです。ブラックのボディに浮かぶ月相は、ジュウ渓谷の夜空を思わせる美しさ。文字盤とインダイヤルの外周部分がスモークになっており、柔らかく透かすという技ありなデザインも魅力です。
クロノグラフ搭載のスケルトンウォッチ
続いて、超複雑とまではいかないものの、動きの速さが楽しい機構クロノグラフ。スケルトンのクロノグラフと言えば、LVMHグループの3ブランドが得意とするところ。
ゼニス クロノマスター グランドデイト フルオープン
定価:¥1,430,000
ゼニスの名機エルプリメロを搭載したスケルトンウォッチ。無駄のないシンプルなムーブメントは、地金部分も飾り気がなく、硬派なイメージ。二桁表示のデイトも、6時位置のムーン&サンも、どこか控えめなデザインで、エルプリメロとの調和を図っているように見えますね。
ウブロ ビッグバン・ウニコ キングゴールドセラミック
定価:¥4,279,000
2009年、自社製ムーブメント・ウニコを搭載して登場した、ウブロのフラッグシップモデル。この時計の特徴は、文字盤6時位置にコラムホイールが見えること。コラムホイールというのは、クロノグラフを動かすためのスイッチにあたるパーツですが、通常は裏側に配置されるものです。表側からこれが見れるというのは、非常に稀な作り。技術的にも素晴らしいですし、デザイン的にも機械好きのニーズをよくわかっていて、好印象です。
タグ・ホイヤー カレラ ホイヤー02
定価:¥709,500
タグ・ホイヤーの新型自社製ムーブメント・ホイヤー02を搭載したモデル。画像は、日本限定のSSモデルです。スケルトンではありますが、文字盤側からですと、そこまでメカメカしいところまでは見えないようになっています。メカをガン見するのは裏からにしておいて、表側はあえてこのくらい控えめにしておく。こんな作りもアリだと思います。
ドレスシーンのスケルトンウォッチ
続いて、ドレスウォッチ。スケルトン仕様のドレスウォッチは、外装デザインのみならず、機械部分をもドレッシーに見せる工夫がなされています。
クレドール シグノ
定価:¥3,740,000
トノー型のプラチナケースに、薄型の手巻きムーブメントを納めた、ジャパンメイドのドレスウォッチ。植物柄のようにくり抜かれた文字盤には、手掘りの彫金が施されており、和を感じるデザインに仕上げられています。
タンク アシンメトリック スケルトン
予価:¥7,080,000
2020年の新作モデル。傾けられたプラチナ製ケースに合わせ、斜めに輪列が組まれた手巻きムーブメント。インデックスやインナーフレームでそれを支えているという、高度な技術。カルティエの時計は、デザインも素晴らしいですが、こうした機構への拘りも強く感じることができます。
ブレゲ トラディション
定価:¥3,993,000
ブレゲヒゲゼンマイやパラシュート機構など、伝統的なブレゲの技術を見ることができるモデル。スケルトンというよりは、文字盤を上にオフセットして、機械部分を見えるようにした構造になっています。中心にあるのがゼンマイが入った香箱で、左側が輪列、右側が脱進機という作りなんですが、地金がなく、すべてブリッジで支えているのが面白い。ここまで機械を見せることに特化させた時計、他にはないのではなかろうか。まるで18世紀の時計を見ているような、不思議な感覚に陥りますね。
変わり種のスケルトンウォッチ
続いて、変わり種のスケルトンウォッチ。
ゼニス デファイ インヴェンター
定価:¥2,244,000
まったく新しいタイプの『オシレーター調速機』を採用した、革新的なモデル。調速機というと、一般的なのはヒゲゼンマイですが、それが発明されたのは17世紀のこと。そこから350年の時を経て、新技術の登場。さて、時代は変わるのか。今後の展開が楽しみなモデルですね。
ユリス・ナルダン フリーク アウト
定価:48,000CHF
スケルトンというよりは、ムーブメントが表に飛び出してしまったようなデザイン。長針に輪列が付いている、、、いや、輪列そのものが長針なのか。これ、どうやって動くんでしょうね。
HYT H5
定価:¥7,910,000
こちらも独自機構。針ではなく、流体で時間を表示するという、ぶっ飛んだコンセプトのユニークウォッチ。この液体、特別なものらしく、1リットルで数億円するそうです。
カスタムロレックス
さて、最後にこんなスケルトンウォッチもご紹介しておきましょう。
ARTISANS DE GENEVE ロレックス デイトナ
ジュネーブのカスタムウォッチメーカーが作る、本気のカスタムロレックス。デイトナ24時間耐久レースで3度の優勝を果たしたレーサー ファン・パブロ・モントーヤ とのコラボモデル。くり抜かれた文字盤の奥には、ロレックスのクロノグラフムーブメントcal.4130が。これはトリハダものです。