※この記事はウォッチ買取応援団としてYoutubeにアップした動画、「タグ・ホイヤー カレラ クラシック CS3113 (復刻モデル) 実機レビュー!」の書き起こしです。
タグ・ホイヤーカレラクラシックの実機レビューお送りしていきます。カレラの登場は1963年。4代目当主ジャック・ホイヤーによって生み出されたレーシングクロノグラフです。過酷なカーレース用として、視認性と丈夫さを追求。当時のダッシュボードクロックの性能を一新する形での、発表となりました。
目次
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今回ご紹介するモデルは、初代カレラのデザインをオマージュしたクラシック。小ぶりなケースを使用した、ヴィンテージウォッチ風のデザインに、ぜひ注目してご覧ください。それではいってみましょう!
タグ・ホイヤー カレラ クラシック CS3113の基本スペックと機能
- モデル:カレラ
- 型番:CS3113.BC0726
- 製造年:2000年頃
- ケース&ベルト素材:ステンレススチール、レザー
- ケースサイズ:35mm径13mm厚
- 新品時重量:–
- 風防:プラスチック
- 防水性能:–
- ムーブメント:レマニア1873
- ベゼルタイプ:–
- パワーリザーブ:–
- インデックス:–
- 定価:–
基本機能は、センターに時分針。9時位置にスモールセコンド。クロノグラフ機能は、センターに秒計測の針、3時位置に30分積算計、9時位置に12時間積算計を表示。
防水性能は日常防水です。
搭載される機械は、レマニア製手巻きキャリバー1873。レマニアというのは、1884年創業のムーブメント専用メーカー。第二次世界大戦中は、軍用クロノグラフを製造していた実績を持ち、丈夫な機械を量産することに長けています。
レマニアは1999年より、オメガやブレゲが属するスウォッチグループ傘下に収められていますので、別組織LVMHグループのタグ・ホイヤーにこれが積まれるというのは、この先おそらくないことかと。
タグ・ホイヤー カレラ クラシック CS3113の外装デザイン
ケースは、ステンレススチール製。サイズは35mm径13mm厚。手巻きですが、丈夫さを重視しての作りなので、ダイバーズウォッチ並みの厚みがあります。とは言え、水平クラッチという構造ながら、35mm径に収めた技術は素晴らしい。
風防素材はプラスチック製。ふっくらと膨らんだ形状は、レトロな雰囲気。ブレスレットは、パンチングレザーを採用。レーシングウォッチらしく、スポーティーな印象ですね。
現に2020年には、同様のカレラ復刻モデルが再登場していますが、そこに積まれているのは、自社製キャリバーホイヤー02です。スイスは元々分業で時計作りを行ってきましたが、ここ数年でグループをまたいでのやり取りは減っているように思います。
カレラというモデル、実は1980年代初期に一度、市場から姿を消しています。ブランド自体が業績不振だった時代ですね。それが復活したのは1996年のことです。
現在多くのラインナップがあるモデルですが、35mmサイズというのは現行品にはありません。ケース側面が垂直に切り落とされているので、こうして見てみると、実際の数値よりも大きく見えますね。