TUDOR BLACK BAY 79220R とは｜特徴・スペック・価格など

※この記事はウォッチ買取応援団としてYoutubeにアップした動画、「復刻の薔薇刻印！チューダーヘリテイジブラックベイ赤ベゼル TUDOR BLACK BAY 79220R 実機レビュー！」の書き起こしです。

チューダーヘリテイジブラックベイの赤ベゼルタイプ79220Rの実機レビューお送りしていきます。チューダーの誕生は1926年。ロレックスの弟分として、イギリスを拠点にスタート。オイスタープリンスやサブマリーナーなど、ロレックス同様にヒット作を数多く生み出し、世界中で高い人気を得ているブランドです。

今回ご紹介するのは、2012年のバーゼルワールドで発表されたモデル。過去の傑作を復刻したヘリテイジシリーズより、赤いベゼルが特徴のブラックベイです。

動画でもご覧いただけます

1950年代のロレックス・サブマリーナーを彷彿させるケースデザイン。通称イカ針と呼ばれる独特な形状の針を使用したフェイスデザインにも、ぜひ注目してご覧ください！

基本機能は、時分秒のセンター３針。逆回転防止ベゼル装備。200m防水。日付表示のない、シンプルなダイバーズウォッチです。

リューズ操作も非常にシンプルで、長針の調整と、ゼンマイの巻き上げのみとなっています。リューズのサイズが大きいので、操作性はとても良いですね。少しの回転で、針が大きく動いてくれる点も良い。

搭載される機械は、ETA社製cal.2824をベースにしたもの。量産機であるため、メンテナンス性に優れ、長く安心して使えるムーブメントです。2016年のモデルチェンジ以降は、自社製ムーブメントに変更されていますが、あえて旧型のETAベースを選びたいというコレクターも多く存在します。

ケースは、41mm径のステンレススチール製。リューズには、ブランドの旧ロゴ・薔薇のモチーフがあしらわれています。裏蓋が薄くフラットであることも、このモデルの大きな特徴です。

普通ダイバーズウォッチといと、裏蓋を厚くして水圧に耐える構造にしています。この薄い裏蓋で、200m防水というのは、さすがロレックス譲りの技術ですね。裏蓋が薄い分、ケース形状は厚めですが、これはこれでヴィンテージウォッチのような雰囲気でカッコいい。

ベルトは、メタルブレスとレザーベルトのバリエーションが存在します。この個体は、レザーを使用。ダメージ加工がいい味出してます。マットな質感のブラック文字盤に、褪せた風合いの印字との組み合わせ。ミリタリーテイストでカッコいいですね！

ちなみに、ブランド名の読み方がチューダーになったのは実は最近のお話。2018年に正規日本上陸を果たしてからです。なのでそれ以前に登場したこのモデルは、チュードルヘリテイジブラックベイというのが正しいのかもしれません。

また、ぐるっと一周赤いベゼルというのは、ロレックスを始め、他のブランドのダイバーズウォッチではあまり見ないカラーリングですよね。こういった個性もチューダーならではの面白さなのではないでしょうか。

と、個性的ではありますが、褪せた風合い、マットな質感と、ギラ付きがないので悪目立ちはしません。リューズガードがなく、良い意味でスポーツ感が弱いこともポイント。