※この記事はウォッチ買取応援団としてYoutubeにアップした動画、「プレミアム・ヴィンテージ!チュードル クロノタイム 79180 ブラック/ホワイト 実機レビュー!」の書き起こしです。
クロノタイムは、1977年に発売されたモデル。ブランド初のクロノグラフ・オイスターデイトの後継として登場しました。
今回ご紹介するモデルは、90年代中盤に製造された第二世代のブラック/ホワイト文字盤。スチール製のタキメーターベゼルを装備したバリエーション。
目次
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チュードル時代の硬派なレーシングウォッチ。
かまぼこケースと呼ばれる、独特な形状にもぜひ注目して、ご覧ください。
クロノタイム 79180の基本スペックと機能
- モデル:クロノタイム
- 型番: 79180
- 製造年:1990年代中盤
- ケース&ベルト素材:ステンレススチール、社外ラバーベルト
- ケースサイズ:39.8mm径14.5mm厚
- 新品時重量:-
- 風防:サファイアクリスタル
- 防水性能:50m
- ムーブメント:バルジュー7750(ETA7750)
- ベゼルタイプ:タキメーターベゼル
- パワーリザーブ:42h~46h
- インデックス:バー
基本機能は、センターに時分針、9時位置に秒針、3時位置に日付表示。
クロノグラフの針は、センターに秒計測、6時位置と12時位置に積算計が表示されます。搭載される機械は、バルジュー7750。
精度が良く、耐久性、メンテナンス性にも優れる、汎用型自動巻きクロノグラフの名機。
オメガ、ブライトリング、ジン、タグ・ホイヤーなど、様々なブランドの時計に使用されています。
リューズでの操作は、長針の調整と、日付のクイックチェンジが可能。24時付近で重たい腰を上げるかのように変わる日付が、なんとも憎めない。
クロノグラフのプッシャーには、スクリューロックが付いています。使用時には毎回それを緩めるという、1動作が必要になります。
クロノタイム 79180の外装デザイン
ケースは、ステンレススチール製。サイズは39.8mm径14.5mm厚。
一部、手巻き時代のロレックス・デイトナと同じ外装パーツを使用しているとのことで、裏蓋、リューズには、ロレックスのロゴが刻まれています。
厚いミドルケースは、かまぼこケースとも呼ばれる形状。重厚感があり、タフな印象。リューズガードも太く逞しい作り。ベゼルもステンレススチール製。
同じ時代に作られたものには、プラスチック製ベゼルのものと、回転ベゼルのものもありました。こちらの個体、残念ながらベルトはオリジナルではありません。
社外のラバーが付いており、ラグ厚もあっていないので、一旦の間に合わせ程度で装着したものと思います。
クロノタイムは、ロレックス・デイトナと共に進化を続けたモデルです。この第二世代のステンベゼルは、自動巻きになってからのデイトナとよく似たデザインですよね。
そこに手巻き時代を思わせる逆パンダ文字盤、しかも縦3つ目のクロノグラフですから、なんだか不思議な感覚になります。
いずれにしても、現行デイトナも現行ブラックベイクロノも、ベゼルはステンレススチール製ではなくなりましたから、どこか懐かしさを感じるデザインであることは間違いないかと思います。
拘りのレトロスポーツといった感じの雰囲気でしょうか。