ロレックス買取応援団が、ハーレーダビッドソンに合うロレックスを勝手に考察してみました。
視認性を含めたディテールであることはもちろん、振動や悪天候などへの耐久性も考え、導きだしたモデルとは!?
ロレックス買取応援団のライターGによる、勝手な考察シリーズです。
目次
- ハーレーダビッドソンに合うロレックスの条件とは
- 条件1 耐候性能
- ロレックスはダイバーズでなくとも防水性能に優れる
- ロレックスのケースはとても頑丈
- 条件2 ディテール
- 視認性の高い文字盤のサイズ
- 視認性の高い文字盤カラー
- その他 視認性の高い仕様
- 視認性以外のディテール
- 条件3 耐振動
- ハーレーダビッドソンに合うロレックスはこれだ!!
- まとめ
ハーレーダビッドソンに合うロレックスの条件とは
ハーレーと言えば、もはや説明不要なアメリカンモーターサイクルです。
とくに、このページにたどり着いた方は、すでにハーレー乗りの方がほとんどなのではないでしょうか。
今回の記事は、ハーレーに合うロレックスを勝手ながら考察してみたいと思います。
まず、筆者自身の組み合わせは以下の通り。
普段乗り:スポーツスター883(2007年、インジェクション)
たまにレンタル:ファットボーイ、ローライダー
所有ロレックス:エクスプローラー1(2004年、ref.114270)
さっそくですが、この組み合わせの場合、視認性があまりよくありません。先代エクスプローラー1のケースサイズは36mmと小振りです。普段使いにはちょうどいいのですが、ハーレーで走りながら確認するには、文字盤がやや小さく感じます。
その他、気になる点を挙げてみます。
- 夜の高速走行時での視認性
- エンジンに振動による影響
- 雨の日の走行による影響
- 極寒真冬の高速走行による影響
- 砂や埃の影響
こんなところでしょうか。
上記まとめてみると、天候や気温に対する耐候性能、視認性も含めたディテール、そして耐振動性能という3つの条件から、ハーレーに合うロレックスを探す必要があります。
条件1 耐候性能
ハーレーは『鉄馬』という表現をします。
すなわち、ハーレーに乗るということは、バイクに乗るという感覚よりも、馬に乗るという感覚の方が近いということです。
しかし、当然馬よりもスピードが出ますので、雨や砂埃がぶつかってくるスピードも早く、防水性能や傷つきにくさは気になります。また、長時間の雨天ツーリングの際は、錆なども心配どころです。
ロレックスはダイバーズでなくとも防水性能に優れる
耐候性能として、まず挙げられるのが、防水性能です。
雨と一言に言っても、小雨から豪雨までありますので、もっとも強い雨に耐え得るかどうかということが問われます。
ロレックスの時計は、現行モデルのエクスプローラーやデイトジャストなどの通常防水で100m防水。
ダイバーズモデルになると、サブマリーナが300m防水、ディープシーは3,990m防水です。
言い換えると、100m防水は10気圧防水、300m防水は30気圧防水となります。
さて、私たちに身近な水圧はどのくらいかというと、以下の通り。
身近な水圧
豪雨:約2気圧
水道の蛇口全開:約1〜3気圧
滝:100m落差で約10気圧
雨は豪雨(1粒3mm径の雨粒が空から無数に落ちてくる)でも約2気圧らしいです。
ということで、ハーレーに乗る際、防水性能ではどのモデルでも問題ないということになります。
ロレックスのケースはとても頑丈
ロレックスの現行モデルは、オイスターケースという特別なケースをまとっています(チェリーニなど一部のドレスモデルを除く)。
オイスターケースについては、こちらの記事をご覧ください。
>> ロレックス 3大発明 その1 オイスターケース
傷や錆に強いステンレスをベースに作られたオイスターケース。同じ素材のブレスレット。そしてサファイアクリスタルの風防ガラス。これらに守られたムーブメントが水や埃と遭遇することは、ハーレーでのツーリング程度ではほぼ皆無となります。
そして、言わずもがな、ロレックスといえば極地での使用も考えて作られています。
どんなに真冬の極寒ツーリングでも、人がハーレーで走れるくらいの気温で調子が悪くなるなんてことは、まずありえません。
ここまでまとめると、ハーレーに合う耐候性能を持つロレックスは、現行モデルであればすべてのスポーツモデルと、ミルガウス、デイトジャストシリーズということになります。
条件2 ディテール
走行中に時間を見るシーンで、パッと時間が確認できないと、危うく事故に繋がる事もあります。ですので、ハーレーに合うロレックスの条件として、視認性はとても重要な要素となります。
文字盤のサイズ、文字盤のカラー、針の大きさなどに加え、夜間の走行も考慮するので、針の夜光なども大事になってきます。
これらを考慮し、ハーレーに合う視認性を持つモデルを選び出してみます。
視認性の高い文字盤のサイズ
ロレックスのスペックには、文字盤サイズというものはなく、ケースサイズというふうに表現されています。視認性に関わるのは、ケースサイズではなく、文字盤のサイズなので、現物で確認することをおすすめします。
例えば、サブマリーナはケースサイズ40mmで、エクスプローラー1はケースサイズ39mmなのですが、サブマリーナはベゼル部分を含めて40mmなので、実際に視認性が高いのはエクスプローラー1になります。
視認性の基準をケースサイズで判断するのであれば、プレーンベゼルなら39mm以上、回転ベゼルのモデルであれば42mm以上は欲しいところです。
視認性の高い文字盤カラー
これは断然ブラックか、ブラックに近いブルーがおすすめです。
おすすめしないのは、シャンパンゴールドやシルバー、シェル、パターン(規則模様)が入ったダイヤルは、見づらいのでおすすめしません。
ホワイト文字盤は、針の色とのコントラストがあるモデルならありです。
その他 視認性の高い仕様
ハーレーでの移動は、一分一秒を争うものではなく、ゆったりとした時間を楽しむものです。ツーリング中に秒針まで確認したいという人はほとんどいないはずです。
逆に、むしろこれだけでいいんじゃないだろうかと思うのがGMT針。
GMT針は、24時間で時計を一周する針で、オレンジなどの見やすいカラーになっています。だいたい何時なのかわかればいい場合は、これだけ確認すればOKです。
また、複雑機構を備えたモデルである、デイトナ、スカイドゥエラー、ヨットマスター2は、パッと見の視認性が劣ります。
視認性以外のディテール
もう一点、気にしたいのが格好よさ。というか、ハーレーというシーンにマッチしているかどうか。
これはもうハーレー同様好みでしかないのですが、ハーレーは陸の乗り物ですので、ガチのダイバーズモデルであるシードゥエラーやディープシーなどはミスマッチです。
(ちなみに、『ハーレー ロレックス』でネット検索すると、Wネームを謳う茶色のサブマリーナの画像が出てきますが、あれは偽物です。)
また、極端なドレス系モデルであるデイデイトもミスマッチとなります。
ミスマッチだがらダメということではなく、なぜハーレーにディープシーを選んだのか、それなりの格好いい理由を持っておくといいでしょう。
ハーレーのシーンにマッチしやすいのは、エクスプローラーシリーズ、GMTマスター2(パイロットという意味合いで)、ヨットマスター(クルージングという意味合いで)となります。
ハーレーに合うロレックスの条件2までを整理
耐候性能とディテール。ここまでを考慮し、ハーレーに合うロレックスを選別すると、以下の通りとなります。
- エクスプローラーシリーズ
- GMTマスター2
- デイトジャスト2
- ミルガウス
- ヨットマスター
条件3 耐振動性能
続いていよいよ本題。
ハーレーとは切っても切れない関係の『振動』に対する性能です。
ハーレーはこの振動、というか鼓動といったほうが近いものですが、とにかくこの揺れが魅力なのです。
とくに3拍子と呼ばれる鼓動は、まさに生き物のようで、鉄馬と言われる所以です。
ハーレーに乗るなら、この鼓動と上手くお付き合いしなくてはいけません。自分の振動で、ネジが緩んだり、電球が切れたりは、日常茶飯事です。
そんな鉄馬の振動に、果たしてロレックスは耐えられるのでしょうか。直接ロレックスさんに聞いてみました。
ロレックスは機械式時計ですので、もっとも苦手とするのが振動なんです。もちろんロレックスは丈夫な時計です。最近ではパラフレックス・ショック・アブソーバーを備えたモデルが、振動に強くなっています、しかし、あくまでテンプという時計の心臓部分を支えているだけになります。ですので、(ハーレーでの使用は)メーカーとしてはおすすめできません。都内某所ロレックス正規店店長さまより
やはりいくら丈夫なロレックスと言えども、メーカーからはおすすめしてもらえませんでした。
ただ、ハーレーでロレックスをしている方はたくさんいますし、実際最近のハーレーは、アイドリング時のみ振動があり、走り出すとピタッと振動が止む『ラバーマウントエンジン』を採用しています。
アイドリングの時だけハンドルから手を離すなど、工夫しだいでいくらでも振動を回避できてしまうのです。
ハーレーダビッドソンに合うロレックスはこれだ!!
以上、3つの条件をまとめ、ハーレーに合うロレックスを選定してみます。
ロレックス買取応援団のライターGが選ぶ、ハーレーに最も合うロレックスはこちら!!
ロレックス エクスプローラー2 Ref.216570
防水性能100mのオイスターケースは、悪天候のツーリングでも全然大丈夫。
ケース&ブレス素材がステンレスなので、錆にも傷にも強い。
傷が付いてしまっても気にならず、むしろ味がでるディテール。
42mmのケースサイズに、大きく見やすい針は、さすが洞窟探検用。
おまけにデイト(日付)機能、GMT針もついている。
パラフレックス・ショック・アブソーバーを搭載し、振動に強い。
以上の理由より、選定しました。
まとめ
エクスプローラー2ですが、現行モデルのスポーツロレックスの中では、珍しくプレミア化されていないので、比較的入手しやすいことも魅力です。
これだけ充実したスペックで、定価831,600円、実勢価格760,000円前後というのは嬉しい限りですね。
買取時も、状態が良いものであれば、定価の70%以上の査定価格が付けられますので、安心して購入できるモデルとなっています。
ハーレーのお供には、ぜひエクスプローラー2を。
書いていて自分が一番欲しくなってます。