ロレックス・オイスターを歴史とともにご紹介します。オイスターケース、パーペチュアル機構、デイトジャスト機構。この3つがロレックスの3大発明と呼ばれており、ロレックスのブランド力の原点となっています。
目次
- ロレックス・オイスターの歴史と構造
- ロレックス・オイスターの逸話
- まとめ
(アイキャッチ出典:ロレックス公式HPより)
ロレックス・オイスターの歴史と構造
1907〜1920年代、懐中時計主流だったころに、これからは腕時計が主流になるだろうとし、腕時計のクロノメーター化に成功したロレックス社。
その後の課題は、埃や湿気からムーブメントを守るための堅牢性の高いケースを作る事でした。
1925年、ジョルジュ・ペレと、ポール・ペルゴが、ミドルケースにバネ仕掛けのリューズをねじ込む方法を考案し実用化。
1926年にねじ込み式リューズの特許を申請し、先に開発されていたねじ込み合わせ式のケースと合わせて出来上がったケースは、二枚貝に由来して『オイスター』と名付けられました。
1926年、ロレックスが防水性と防塵性を備える世界初の腕時計を開発し、大きな第一歩を踏み出した。「オイスター」と名付けられたこの時計は、完全密閉のケースを備え、ムーブメントを完璧に保護することを可能にした。引用:ロレックス公式サイト
ロレックス・オイスターの逸話
オイスターケースの実力を示す有名な逸話で、メルセデス嬢のドーバー海峡泳断があります。
1927年、メルセデス・グライツ嬢は、15時間15分という記録で、ドーバー海峡を泳いで渡ったわけですが、このとき腕に付けていたのが、ロレックスのオイスターでした。
ちなみに、ドーバー海峡の泳断がどれだけ過酷な状況下というと、
直線距離は約34kmであるが常に南西から北東へ流れる潮流が速く実際に泳ぐ距離は約50~60km程度とされ、冷たい水温、夜を徹して泳ぐことになる精神的疲労などのさまざまな障害があり、、、引用:Wikipedia
水温が低く、海流が激しいということで、人間にも機械にも厳しい環境の海なのです。
まとめ
オイスターケースは、現在すべてのロレックスの腕時計に採用されており、ロレックスのユーズド価格や、その流通元である買い取り品の価格を決める大事な要素になります。
ロレックス・オイスターケースは、ムーブメント同様に価値のあるものなので、時計として不動である場合でも、ケースがしっかりしていれば、買取査定は可能ということになります。
>> 壊れたロレックスでも買取に出せるのか?