ロレックスの買い取り価格相場が高額になる理由を、ステンレス素材の価値から見てみました。
以前のエントリーで書いたこと < ロレックスの買い取り価格が高額になる理由 その2 > を、さらに詳細まで調査しました。
目次
- ロレックス・ステンレスモデルの価値
- ロレックスのステンレス素材
- 904Lステンレスの審美性
- まとめ
ロレックス・ステンレスモデルの価値
ロレックスは実用時計としての世界最高ブランドであることはご承知の通りだと思います。
なので、真骨頂はステンレスのモデルということになり、人気ランキングを見ても、上位にはステンレスモデルが多数ランクインしています。
価格.com 腕時計カテゴリー 売れ筋ランキング(2015年総合)
- 1位 サブマリーナデイト Ref.116610LN
- 2位 コスモグラフ・デイトナ Ref.116520
- 3位 エクスプローラー2 Ref.214270
- 5位GMTマスター2、7位サブマリーナ、9位シードゥエラー、、、
ゴールドモデルの最高位は、Newモデルのヨットマスター2(Ref.268655)で13位。
コンビモデルの最高位は、青サブこと、サブマリーナデイトのコンビ(Ref.116613LB)で64位でした。
ロレックスのステンレス素材
ロレックスの偉大なる発明に、『オイスターケース』がありますが、その頑丈な作りを支える金属素材として、1985年より使用されることとなったのが、『904Lステンレス』という素材です。
この904Lステンレスは、いまもなお、ロレックスの時計のみに使用されている金属素材です。
通常のステンレスよりも炭素を多く含み、貴金属並みの耐腐食性を発揮するこの金属は、加工が非常に難しいところが難点です。
時計の素材として使用するのは、優れた金属加工技術が必要でした。
ロレックスは、鍛造という加工方法により、904Lステンレスを見事に使いこなしている唯一の時計メーカーということになります。
904Lステンレスの審美性
904Lステンレスが採用されている理由は、ただ単に強靭なだけではなく、美しさを保てるということにもあります。
904Lステンレスは、磨きに対し、形を変えずに美しくなるという特性を持っているのです。
大きな傷がつきにくく、細かい傷であれば、磨くことで新品同様の光を放つまで再生することが可能です。
まとめ
904Lステンレスの採用により、ロレックスは実用時計の最高ブランドとして、普遍の価値を生み出すことに成功しました。
ダメージを受けにくく、磨くことで光を取り戻すこの金属の価値は、ロレックスのリユースの価値を最大限に高めることに繋がり、それはまぎれもなく高額な買取相場を実現している要因のひとつと言えます。