ロレックス GMTマスター２ Ref.16760 買取価格 2017年夏版

ロレックス GMTマスター２のファーストモデル Ref.16760 の買取価格を調査しました。2017年夏調べ。ソースは買取店実績より。

ロレックス GMTマスター２ Ref.16760 とは

1955年にパイロットモデルとして登場したロレックス【GMTマスター】。回転するベゼルとGMT針で、第３時間帯まで把握することができる人気スポーツモデルです。

Ref.16760は、GMTマスターの上位機種という位置づけであるGMTマスター２のファーストモデルとして、GMTマスター１Ref.16750と同時期に生産されました。

製造年：1983年〜1988年
ムーブメント：cal.3085
防水性能：100m
風防素材：サファイアクリスタル
ケース素材：ステンレススチール

プラスチック風防のGMTマスター１に対し、こちらはサファイアクリスタル風防を装備。さらにムーブメントを同じ3000系の上位機種cal.3085にチェンジしたことで、短針の単独操作が可能になりました。

これまでの系譜より少し肉厚になったケース形状より、『ファットレディ』という愛称でも呼ばれています。また、ベゼルカラーが赤黒ツートンのみの展開であることもこのモデルの特徴です。

Ref.16760 の買取価格を調査しました（2017年7月調べ）。

データソース：買取店実績および業者オークション

Ref.16760 ファットレディ買取実績の相場
￥500,000 〜￥900,000

上記は日本市場で最近売買された個体のみ調査した結果です。状態次第では買取価格100万円オーバーも可能です。

現在ロレックスの5桁モデルは世界中で人気が高まっており、世界の中古販売市場を確認してみると、最高170万円で売られている個体がありました。

参考までに日本と世界の販売価格も載せておきます。

Ref.16760 の中古販売価格
日本相場　￥750,000 〜￥1,200,000
世界相場　￥790,000 〜￥1,700,000

単純に日本で売られている個体数が極端に少ないため、上記のような価格になっていますので、日本以外で売った方が高く売れるということでは決してありません。状態次第では日本でも170万円に迫る個体が今後市場に出てくる可能性が十分にあります。

製造年数が約6年と短いため、マイナーチェンジによる価格差はありません。時計の状態のみが価格を決める要素となります。

ロレックス GMTマスター２ Ref.16760 の買取価格は、近年プレミア化が進むとともに、保管状態による価格の二極化も進んでいます。売却の際は、メンテナンス実績が記載された書類や、付属品も一緒に査定士に見てもらいましょう。

また、80年代の希少モデルということもあり、買取店によっても大きく査定額が異なります。必ず複数店舗で査定を依頼してから、どこに売るべきか判断しましょう。