ロレックス GMTマスターのコンビ素材モデル Ref.16753 の買取相場を業界実績より調査しました。2017年の相場は、前年よりも上昇しています。
目次
- ロレックス GMTマスター Ref.16753とは
- GMTマスター Ref.16753 のユーズド販売価格
- GMTマスター Ref.16753 買取価格 2017年上期
- まとめ
ロレックス GMTマスター Ref.16753 とは
1955年にパイロットモデルとして登場したロレックス【GMTマスター】。回転するベゼルとGMT針で、第3時間帯まで把握することができる人気スポーツモデルです。
Ref.16753は、第3世代GMTマスターのコンビ素材で、1980年代に生産されました。デザインはセカンドモデルRef.1675と大きく違いませんが、ムーブメントが1500系からハイビートの3000系に変更され、日付単体の変更が可能になるとともに、精度もより良くなっています。
ロレックス GMTマスター Ref.16753 の基本スペック
製造年:1980年〜1988年
ムーブメント:cal.3075
防水性能:100m
風防素材:プラスチック
ケース素材:ステンレススチール+18Kイエローゴールド
ブラックダイヤル&ブラックベゼルとブラウンダイヤル&ツートンベゼルの2色展開です。
GMTマスター Ref.16753 のユーズド販売価格
まずは販売価格から見ていきましょう。GMTマスター Ref.16753 の現在の販売価格は下記の通り。
ユーズド販売価格
¥640,000 〜 ¥1,700,000
(2017年7月 日本国内および海外主要都市の中古相場より)
2016年に調査したタイミングでは最高値が100万円弱でしたので、一年でいかに値上がりしたかがよくわかります。
特に大きく値上がりしたのは初期型のインデックスがアップライトタイプになっているもの、いわゆる【フジツボダイヤル】です。
フジツボダイヤルは海外では Nipple dial と呼ばれていますが、Ref.16753のNipple dial は日本よりもヨーロッパでの評価が高く、非常に高額になっています。
GMTマスター Ref.16753 買取価格 2017上期実績
それでは本題の買取価格を見ていきましょう。
GMTマスター Ref.16753 買取相場
初期型フジツボダイヤル ¥850,000 〜 ¥1,100,000
それ以外 ¥500,000 〜 ¥700,000
上記の価格は、2017年1月〜6月の買取店実績および業者オークション実績より調査しています。
フジツボ以外の個体でも、2016年調査時と比較して約10%UPという状況です。フジツボはさらに値上がり傾向が強くなっており、市場の希少さが伺えます。
まとめ
ロレックス GMTマスター Ref.16753 の買取価格は、今後も値上がり傾向となります。
人気があるのが日本よりも海外であるため、国外への流通が可能な買取店や、外国人観光客が集まるエリアにある店舗に査定を依頼することが高価買取のコツとなります。
モデルとしては強い値上がり傾向ですが、ヴィンテージロレックスであるため、いかにオリジナル状態を保てているかということが、買取価格に大きく響きます。そのため、状態次第では50万円にも100万円にも化けるという特別なモデルであると言えます。
ヴィンテージロレックスは、相場での買取ではなく、目利きと流通力で買取価格がつけられるため、web査定など簡易的なものではなく、必ず査定士に見せて価格を聞くようにしましょう。その際、箱などの付属品も揃えていくと査定がしやすくなります。