2017年バーゼルワールドで発表された新ラインナップ、スカイドゥエラーRef.326933。ゴールドモデルだけだったスカイドゥエラーに、お求め安いコンビモデルが登場です。
スカイドゥエラーの新作は18KG+SSコンビ
シードゥエラーの新作やラバーベルトの新デイトナにばかり目が行きがちな2017年のロレックスですが、本命はこれではないかと思わせるのが、スカイドゥエラーのコンビモデルです。
これまでゴールドモデルのみの展開だったスカイドゥエラー。『いつか欲しい夢のモデル』がコンビ素材になることで下界に降りてきました。現時点(2017年3月26日時点)では未発表の売価ですが、かなり手の届く範囲にまで下がると思われます。
また、YGコンビRef.326933とWGコンビ(WGベゼル+SSケース,SSブレス)Ref.326934の両方が発表されていますので、新たなファン獲得は間違い無いでしょう。個人的にもこのモデルの上陸がもっとも楽しみです。マジで欲しい。
ロレックスでは数少ない複雑機構
知名度ではトップに君臨するロレックスですが、実用時計というカテゴリーでのものづくりをしているため、そのコンセプトは極めてシンプルです。しかしながら、決して技術がないというわけではなく、近年は複雑機構を作り出すことにも力を注いでいます。
代表的なものでは、Ref.116520以降に搭載された完全自社製クロノグラフムーブメントがあります。それ以前のクロノグラフムーブメントは、ゼニス社製エルプリメロを使用していたことから、複雑機構へのチャレンジというものは行なっていないイメージでした。
しかし最近になって、レガッタクロノグラフムーブメント(ヨットマスター2に搭載)や、リングコマンドベゼル(スカイドゥエラーに搭載)などの複雑機構も積極的に生み出しており、これまでのロレックスらしさから、新しいロレックスらしさへと幅を広げています。
スカイドゥエラー Ref.326933,326934 その他の仕様とスペックまとめ
心臓部は前作から変更なくcal.9001が採用されています。その他基本スペックは以下の通りです。
ロレックス スカイドゥエラー Ref.326933,326934
ケース素材:18KイエローゴールドとSSのコンビ
ケースサイズ:42mm
ブレスレット:オイスターブレス
ベゼル:リングコマンド式フルーテッドベゼル
風防:サファイアクリスタル
防水性能:100m
ムーブメント:cal.9001
パワーリザーブ:72時間
夜光:クロマライト
リングコマンドベゼルは、3つの調節ポイント(日付、ホームタイム、ローカルタイム)に合わせて使用します。調節したいポイントに合わせた状態でリューズを回すことで調節することができます。この複雑機構だけで60以上もの部品を使用しており、スカイドゥエラー全体で14件もの特許を有しています。
また、cal.9002にはパラフレックスショックアブソーバーが搭載されており、デイトジャスト2と同じく、スポーツモデルとドレスモデルの中間に位置付けられます。
新作スカイドゥエラー コンビ 気になる販売価格は
さて、気になるのは販売価格ですが、予想ではRef.326933(YGコンビ)が250万円〜300万円くらい。Ref.326934(WGベゼル+SSケース,SSブレス)が150万円〜200万円のレンジに収ってくるのではないかと予想されます。
いずれにしても、現在発売中のゴールドモデルの半額程度で入手可能になるので、デイデイトやゴールドサブマリーナの購入を検討している方にとっては、比較対象になってくること間違いなしです。
詳細はまた追ってレポートしていきますので、乞うご期待ということで。
2017年新作ゴールドデイトナの情報はこちら
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ソース:ロレックス公式ホームページより