2020.03.10

ロレックス サンダーバード Ref.16253 とは|特徴・スペック・価格など

※この記事はウォッチ買取応援団としてYoutubeにアップした動画、「英雄のための時計!ロレックス サンダーバード ブラックストライプ 実機レビュー!ROLEX Ref.16253」の書き起こしです。

ロレックス デイトジャスト サンダーバード Ref.16253 のモデル詳細情報です。1956年、アメリカ空軍からの依頼により誕生した、デイトジャストの派生モデル。Ref.16253は、1977年~1988年にかけて販売されていた第4世代です。

今回ご紹介する個体は、ベゼルとリューズ、そしてブレスレットの中コマにイエローゴールドを使用したコンビ素材のバリエーション。ブラックの文字盤には、ストライプの彫り模様が施されています。全体のデザインはデイトジャストでありながら、GMTマスターのような回転ベゼルを装備という、なんとも不思議なモデルです。

目次

 

ロレックス サンダーバード Ref.16253(製造年、基本スペックなど)

  • 製造年: 1977年~1988年
  • ムーブメント: Cal.3035
  • 防水性能:50m
  • ケース径:36mm径×12mm厚
  • ケース素材:ステンレススチール+イエローゴールド
  • ブレス素材:ステンレススチール+イエローゴールド
  • 風防:強化プラスチック
  • ベゼルタイプ:回転ベゼル
  • パワーリザーブ:48時間

機能面からご紹介していきます。基本機能は、デイトジャストと同じ3針デイト。ムーブメントには、cal.3035が搭載されています。

この第4世代から、長針の調整に加え、日付けのクイックチェンジ機能も追加されました。リューズを引いた際に秒針が止まるハック機能も付いており、秒単位での時刻合わせも可能になっています。

また、前作では毎時19,800だった振動数が、このモデルでは毎時28,800へと変更。姿勢差による精度のブレが、より起こりにくい仕様へと進化しています。

そして、冒頭でも触れたベゼル部分。デイトジャストはここが固定されて動かないものになっていますが、サンダーバードのベゼルは、左右どちらにも回転します。アラビア数字が10分ごとに刻まれているのも、ユニークなポイントです。

ベゼルと文字盤が特徴的なYGコンビモデル

ベゼルには細かい線上の仕上げが施されており、金属素材ながらも、樹木の表皮のような、有機的な印象を受けます。

古い個体で細かい傷が多くあるというのもありますが、全体的に鈍い輝きになるよう仕上げられており、ギラつき感がないことも、このモデルの魅力だと思います。

文字盤には、ストライプの彫り模様。ストライプの太さと、12時位置の王冠。バーインデックス。ストレート形状の針。それらのバランスが見事に図られています。よく見ると、光が放射線状に反射されており、非常に手の込んだ文字盤であることがわかりますね。

ブレスレットは、5連タイプのジュビリーブレス。中コマは、中空のイエローゴールド素材で出来ています。中空のコマは、経年で伸びてしまうという弱点もありますが、無垢材に比べて軽量な着け心地が魅力です。バックルは、ステンレススチール製のシングルロックタイプです。

空の英雄のために作られたパイロットウォッチ

アメリカ空軍アクロバットチームの英雄のために作られた時計。それ故、単なるパイロットウォッチでもなく、スタンダードウォッチでもない。イエローゴールドの華やかさと、回転ベゼルのスポーツ感が融合した、独特の雰囲気が魅力です。

36mm径と小ぶりながらも、腕元でしっかりと示してくれる存在感。誇らしく輝く勲章のようなデザインは、ビジネスシーンで戦うあなたにピッタリですね。

以上、本日は ロレックス サンダーバード Ref.16253 のご紹介でした。廃盤から30年が経過し、中古市場での流通量も年々少なくなってきています。気になった方は、入手可能なうちに、ぜひ状態の良い1本を見つけてみてくださいね!

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