本日は、ロレックス オイスターパーペチュアルデイト 1500 の実機レビュー、お送りしていきます。
オイスターパーペチュアルシリーズの登場は1947年。先に日付なしの3針モデルが発売され、3年後に後追いで日付付きの『デイト』が追加発売されました。
今回ご紹介するRef.1500は、1960年代~1980年代に製造されたヴィンテージモデル。経年変化によって文字盤の色が変化した『トロピカルダイヤル』と呼ばれる個体です。
目次
ロレックスの原点とも言えるシリーズ、オイスターパーペチュアルのレアピース。34mm径の小ぶりなケースと、美しく経年変化した文字盤カラーに、ぜひ注目してご覧ください。
ロレックス オイスターパーペチュアルデイト Ref.1500(製造年、基本スペックなど)
- モデル:オイスターパーペチュアルデイト
- 型番:1500
- 製造年:1960年代~1980年代
- ケース素材:ステンレススチール
- ケースサイズ:34mm径
- 新品時重量:–
- 風防:プラスチック
- 防水性能:100m
- ムーブメント:cal.1560,1570
- ブレスタイプ:オイスター
- ベゼルタイプ:スムース
- パワーリザーブ:48時間
- インデックス:バー
Ref. 1500は、キャリバー1560自動巻きムーブメントを搭載。このムーブメントは、同世代のエクスプローラー1やサブマリーナにも搭載されており、丈夫でメンテナンス性に優れていることが特徴です。
生産終了から30年以上経った今もなお、市場に数多く残っているほど、信頼性・メンテナンス性ともに優れた名機です。
基本機能は、時分秒の3針に、日付け表示というシンプルな作り。日付けのクイックチェンジは付いていないため、リューズでの操作は、手巻きおよび長針の調整となります。
60年代のノンスポーツモデルながら、100mもの防水性能を有しています。
が、ヴィンテージロレックスは、当時の防水性能が維持されているかどうか、メンテナンス状態によって異なりますので、取扱いにはくれぐれもご注意ください。
魅惑のヴィンテージモデル『トロピカルダイヤル』とは
今回ご紹介の個体は、1960年代後半に製造されたものです。冒頭でも触れた通り、経年使用によって、文字盤カラーが変化した通称:トロピカルダイヤル。
なぜこのような変色が起こるかというと、原因はひとつではなく、製造時のLot差であったり、製品になってからの使用環境であったり。
複数の要素が絡んで、偶然出来上がるようです。
時が経過すればすべての個体がトロピカルダイヤルになるのかというと、そんなことはなく、ごく一部の個体しかなりません。
そのためトロピカルダイヤルは、通常の中古品よりも価値があるものとされ、プレミア価格で取引されています。
変色の仕方には個体差があり、まったく同じものが1つとしてないということも、大きな魅力になっています。
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唯一無二のトロピカルダイヤル。ぜひエージングがかかった革製のバッグと合わせて、楽しみたいものですね。
控えめなデザインで、良い意味でロレックス感を抑えたモデルなので、ビジネスシーンでも気負わず使うことができます。
Ref.1500は、ヴィンテージロレックスの中では比較的安価であり、購入ハードルが低いことも魅力です。動画で紹介した個体も、トロピカルダイヤルというレアピースながら、40万円以下という優しい価格設定でした。
メタルブレスの仕様でも、50万円前後から探すことが出来ます。
ロレックス オイスターパーペチュアルデイト 1500 の買取価格
ロレックス オイスターパーペチュアルデイト 1500の買取価格については、下記の記事よりご確認ください。