2018.01.06

ロレックス GMTマスター2 青黒ベゼル 116710BLNR 買取価格2017年まとめ

更新
ロレックス買取gmtマスター2青黒116710blnr

ロレックス・GMTマスター2Ref.116710BLNRの2017年の買取価格をまとめました。相場は2017年の一年間で大きく上昇。2018年1月現在では最高¥1,020,000(未使用品の場合)となっています。

目次

  • ロレックス GMTマスター2 Ref.116710BLNR とは
  • ロレックス GMTマスター2 Ref.116710BLNR の買取相場 2017年まとめ
  • まとめ

ロレックス GMTマスター2 Ref.116710BLNR とは

1955年にパイロットモデルとして登場したロレックス【GMTマスター】。両方向に回転するベゼルと24時間(GMT)針で、第三時間帯まで把握することができる人気スポーツモデルです。

Ref.116710BLNRは、ステンレススチール素材のGMTマスター2最新モデルとして2013年に登場。発売と同時に定価以上の価格で販売され、未だに価格は下がることなく高値で維持されている、いわゆる『現行プレミアムモデル』のひとつです。

GMTマスター2 Ref.116710BLNR の基本スペック

製造年:2013年〜現在
ムーブメント:cal.3186
防水性能:100m
風防素材:サファイアクリスタル
ケース素材:ステンレススチール
ベゼル:セラミック製両方向回転ベゼル
ケースサイズ:40mm径×12mm厚

ムーブメントは、最新のGMTキャリバー3186を使用。前作Ref.16710の後期モデルから使用されているムーブメントですが、耐磁性ブルー・パラクロム製ヒゲゼンマイを使用しており、現代社会では避けきれない電磁波からの影響を受けにくくなっています。

またcal.3186は、他のスポーツモデルでよく使用されている独自耐震技術の『パラフレックス・ショックアブソーバー』ではなく、古くから採用されている『KIF社製ウルトラフレックス・ショックアブソーバー』を用いている点も特徴的です。

キフウルトラフレックス

写真中央にあるハート形の赤い点が『キフ社製ウルトラフレックス』(画像はアンティークチェリーニのムーブメントcal.1600です)

Ref.116710BLNRは最新モデルでありながら、こうした古い技術もしっかりと残しており、GMTマスターファンにとってはたまらない時計になっています。

ロレックス GMTマスター2 Ref.116710BLNR の買取相場 2017年まとめ

では早速、ロレックス GMTマスター2 Ref.116710BLNR 2017年の買取相場および販売相場の変動をグラフで見ていきましょう。

(2017年1月〜12月調べ。ロレックス買取応援団の過去記事および、現在の買取店記載買取価格リストより作成。価格リストは、Google検索キーワード「GMTマスター2 買取」にて上位20サイトより調査。)

GMTマスター2 Ref.116710BLNR の買取価格および販売価格の変動

ロレックス買取GMTマスター2青黒グラフ

2018年1月(最新)
買取価格(中古品)
¥895,000 〜 ¥986,500
買取価格(未使用)
〜 ¥1,020,000

新品の場合:
新品未使用、箱・保証書ありの並行輸入品。かつ、ギャランティ発行日から2ヶ月以内の個体であれば、最高買取価格は111万円までが狙える範囲となります。

当サイトの調査では、9月までは買取価格(上値)は88万円程度でした。そこから年末にかけて大きく上昇し、現在は上記の通り100万円を超える価格になっています。これは販売定価である91.8万円を大きく上回る価格です。

上昇トレンドの要因ですが、為替相場には変動がないため、世界的な需要の増加であると判断できます。(ただし、メーカーからの供給量についてはデータが不明であるため、仮にそれを一定とした場合での判断です。)このモデルのみならず、他のスポーツモデルも同じ時期に値上がりしています。

GMTマスター2 Ref.116710BLNR の販売価格について

続いて、現在の販売価格の状況も確認しておきます。
(2018年1月調べ。価格コム価格推移グラフより引用。)

ロレックスGMTマスター2青黒価格推移グラフ

販売価格も9月以降から年末にかけて大幅に高騰していました。正規品こそ品薄で購入は困難ですが、並行輸入品であれば、価格コム掲載だけでも15本の新品が確認できました。2018年1月6日現在の最安価格は116.9万円でした。

仮に新品を最安で入手して、最高買取価格で売却できたとすると、その換金率は実に95%。現行モデルでありながら、すでに高い資産価値があるモデルであると言えますね。

まとめ

ロレックスの買取価格は、モデル別の人気と、為替相場によって決められます。GMTマスターシリーズは、サブマリーナやデイトナと並び、世界中で人気の絶えないモデルであるため、歴代モデルすべての価格が年々上昇しているという状態です。

特にツートンカラーベゼルの人気は特別に高く、今回調査の青黒ベゼルRef.116710BLNRも過去2年でもっとも高値になっています(価格コム参照)。買取価格は販売価格に依存しますので、同じように変動している状態です。

特に日本で買い取られた中古品は海外ユーザーからの需要が強く、海外輸出や訪日外国人向けの販売など、販路が多方面にあることもあって、躊躇なく上昇しています。店舗側からしても在庫リスクが少ないため、 売却のタイミングを神経質に考慮はぜすとも、どのタイミングでも高値での査定が期待できます。

査定と交渉は必ず複数店舗で行い、一万円でも高いお店を選びましょう。その際、検討店舗は多い方がなお良しです。(参考記事 → 買取店潜入調査|エクスプローラー1はいくらで売れるのか?