ロレックス ROLEX GMTマスター Ref.6542 の買取価格を調査しました(最終更新:2018年6月)。
1950年代後半に製造されたGMTマスターのファーストモデルです。アンティークモデルでなおかつ流通量が極端に少ないモデルであるため、買取相場は個体の状態によって大きく変化します。
目次
GMTマスター アンティーク Ref.6542とは
売る前にまず確認したいのが、売りたいロレックスの「リファレンス(レファレンス)ナンバー」です。
リファレンスナンバーについて
時計の買取では、レフ番(型番・Ref.)とも呼ばれるリファレンスナンバーごとに買取相場が分かれています。
現行モデルであれば基本的には6桁の数字(Ref.126300など)で表記されます。モデルによっては素材やバリエーションを示すため、末尾に英字が連なる形のものもあります(Ref.116500LNなど)。
参考記事:ロレックスの【マメ知識】リファレンスナンバー(Ref.)の読み方
GMTマスター Ref.6542 の基本スペック
- 製造年:1955年〜1959年
- ケース&ブレス素材:ステンレススチール
- ベゼル素材:エナメルまたは合金
- ケースサイズ:40mm径
- 新品時重量:-
- 風防:プラスチック
- 防水性能:50m
- ムーブメント:cal.1030,1066
- ブレスタイプ:オイスター、ジュビリー
- ベゼルタイプ:両方向回転ベゼル
- パワーリザーブ:-
- インデックス:ドット+バー
- 文字盤:ブラック
製造期間中のマイナーチェンジ:
なし
GMTマスター Ref.6542 について
ロレックスGMTマスターは、1955年に登場したロレックスのスポーツウォッチです。1980年代以降は上位機種のGMTマスター2との併売の時期を経て、1999年まで生産されました。
Ref.6542 は、1955年に登場した初代GMTマスターです。
ミラーダイヤルと呼ばれる光沢のある文字盤や、小振りなGMT針、リューズガードがない形状など、Ref.6542にしかない意匠がコレクターに好まれています。
初期のモデルはベゼルがプラスチック製でしたが、途中でアルミニウムに変更されました。
関連カテゴリー:
GMTマスター買取カテゴリー
現在の査定額は?売り先候補16社を調査
ロレックス アンティーク GMTマスター Ref.6542 の最新買取相場の詳細は以下となります(2018年6月時点)。
買取価格の詳細
Web検索上位の主要買取店にて、直近1年間の査定価格を調査しました(2018年6月時点)。対象となった買取店のうち、1つのサイトでのみ買取金額の提示を確認できました。
カドノ質店 | 要問い合わせ |
質屋さんドットコム | 要問い合わせ |
jrs | 要問い合わせ |
ピアゾ | 要問い合わせ |
ジャックロード | 要問い合わせ |
GMT | 要問い合わせ |
カイトリマン | 要問い合わせ |
なんぼや | 要問い合わせ |
宝石広場 | 要問い合わせ |
買取エージェント | 要問い合わせ |
クオーク | 要問い合わせ |
ヒカカク | ¥2,500,000 〜 ¥5,501,000 |
ウリドキ | 要問い合わせ |
かめ吉 | 要問い合わせ |
ロレックスファン | 要問い合わせ |
エコスタイル | 要問い合わせ |
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このほかバイヤー間での流通実績も調査を実施。過去3年遡っても流通実績は確認できませんでした。
買取価格の推移とリセールバリュー
GMTマスター ステンレススチール Ref.6542 の買取価格調査は、今回が2回目となります。
▼買取相場推移
調査時期 | 最安値 | 最高値 |
2018年6月 | ¥2,500,000 | ¥5,501,000 |
2017年5月 | ¥1,500,000 | ¥4,500,000 |
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激レアモデルなのでもともとの買取相場も高めですが、過去一年でさらに上昇傾向でした。
リセールバリューは 34.0%〜74.9%(仮に国内中古最高値の734万円で購入した場合)ですが、時計の状態によって価格が大きく変動するため、査定時には細かな目利きが必要となります。
▼販売相場推移(新品)
調査時期 | 最安値 | 最高値 |
2016年5月以降 | 販売なし | 販売なし |
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1959年で生産終了となっているため、現在新品販売はありません。
(未使用品は新品ではなく中古として調査しています。)
▼販売価格推移(中古)
調査時期 | 最安値 | 最高値 |
2018年6月 | ¥2,835,600 | ¥12,999,990 |
2017年5月 | ¥2,800,000 | ¥9,000,000 |
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文字盤が経年変色した「トロピカルダイヤル」や、生産初期にのみ見られるエナメル素材ベゼル(BAKELITE BEZEL)の個体は、500万円を超える激レア度でした。
販売価格の詳細
販売価格は、価格コム・Rakuten・ヤフオク(落札実績)・メルカリ(販売中)・KANTE・ラクマ・Chrono24を調査。
新品販売はすでになく、ユーズド販売数は国内外合わせて15本程の販売が確認できました。
約5年しか製造されておらず、なおかつ当時はパイロット向けにのみ販売されたという経緯があるため、流通量は極めて少量です。
まとめ|売るときのコツ
ロレックス(ROLEX)アンティーク GMTマスター Ref.6542 の買取相場は、¥2,500,000 〜 ¥5,501,000となります(2018年6月調べ)。
アンティークロレックス全体に言えることですが、いかにオリジナルを状態よく維持しているか、ということが買取価格を決める大きなポイントとなりますが、Ref.6542の場合、かなり古いモデルになるため、必ずしもその限りではありません。
売却の際は、かなり細かい点の目利き査定が必要になるため、アンティークロレックスの査定経験が豊富なお店を複数選び、それぞれいくらで売れるのかを比較してから売り先を決めるようにしましょう。
また、一括査定などに出してみるのも手ではありますが、宅配事故のリスクがゼロではないため、自身で店舗に持ち込んだほうがベターです。
実際の買取査定の流れはこちらの記事でご確認ください。
→ 売る前に知りたい|ロレックス 買取査定 の方法まとめ
参考|ロレックスのモデル解説
誰もが知る高級腕時計ブランドROLEX(ロレックス)。そのモデル解説になります。
ロレックスとは
ロレックス(Rolex)は、誰もが憧れる世界的に認知度が高い高級腕時計ブランドです。中古市場においても圧倒的な人気を誇りその換金率は他のブランドの水準を大きく上回ります。
その発足は1908年(前進となる企業は1905年発足)。創業より一貫して実用性に特化した時計づくりを行っており、現代の腕時計技術の礎となる3大発明『デイトジャスト機構』『パーペチュアル機構』『オイスターケース』を生み出したメーカーとしても有名です。
そのほか、世界で初めてクロノメーター認証を取得したり、世界初のダイバーズウォッチを発売したりと、数々の偉大な歴史を持っています。
GMTマスター とは
1955年に登場したロレックスのパイロットウォッチ『GMTマスター』。1999年まで続いたGMTマスター1と、1983年から登場し現在まで続くGMTマスター2があります。
GMTマスターの最大の特徴は、24時間針と回転ベゼルによる第三時間帯まで読み取り可能ということです。
仕事で世界を飛び回る方はもちろんこの機能が便利ですが、人気が高い一番の理由は、バリエーションの豊かさにあります。
GMTマスターは、長い歴史の中で、8世代のモデルが存在し、また素材もステンレス、ロレゾール、ゴールドと様々です。